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#1 ブルーベリー観光農園をなぜやろうと思ったのか?
2025 / 06 / 16

はじめまして!
「ブルーベリーファームうすき」の伊東健太です。
このブログでは、中々話すことのない農園づくりの裏側や日々の出来事、ブルーベリー栽培のリアルな姿を発信していきます。
第1話目としては、私がブルーベリー観光農園を始めようと思ったきっかけについて、少しお話させてください。
私は大分県臼杵市の下ノ江で生まれ育ちました。長男として生まれ、自然と「いずれは土地を継ぐのだろうな」という意識は幼いころからありました。ただ、正直なところ、もともと農業がしたいと思っていたわけではありません。
私の家には祖父が持っていた土地がありました。この土地は今から約80年前までは田んぼとして使われていましたが、それ以降は何も作られず、ずっと荒れ地のままになっていました。けれども祖父や父がずっと草刈りを続けてくれていたおかげで、周りの農地のように森になることもなく、今こうして私が新たな挑戦を始められているのです。本当に感謝しています。
自分の将来について真剣に考えたとき、「自分が心からやりたいことは何だろう」と向き合いました。そこで出てきた答えが、「自分が真心こめて作ったものを、直接お客様に届ける仕事がしたい」 という想いでした。この想いを自分の性格や好きなことに照らし合わせていく中で、自然と「観光農園」という形に辿り着きました。
観光農園といえば、真っ先に思い浮かんだのは「いちご狩り」でした。実際に県の担当者に相談し、イチゴ栽培を検討していた時期もあります。ですが、現実は厳しく、イチゴハウスを建てるには総工費で約1億円かかることが分かりました。たとえ補助金で半額を負担してもらえたとしても、JAに出荷するのがメインの生産型農業が前提でした。「これが農業なのか…」と感じ、品目選定は振り出しに戻りました。
そんな中、家族でたまたま行ったブルーベリー狩りで、私は大きな衝撃を受けました。これまで冷凍のブルーベリーしか食べたことがなかった私にとって、木から直接摘んで食べる完熟ブルーベリーの美味しさは、まさに感動的でした。「こんなに美味しいブルーベリーを臼杵のこの土地で作ることができたら、ぜひ皆さんにも味わってほしい!」そう強く思いました。
そこからすぐに行動を開始しましたが、農業学校に通ったわけではありません。分からないことがあれば、オーシャン貿易株式会社さんと契約を結び、ブルーベリー担当の中條さんにひとつひとつ相談しながら学んでいきました。土壌改良のやり方、苗の選定、排水設備の整備…ゼロからの挑戦でしたが、不思議と大変さよりもワクワク感が勝っていました。
この挑戦を始めてから、気付けばもう3年が経ちました。いまではブルーベリー観光農園として皆様をお迎えできる環境が少しずつ整ってきました。臼杵市の自然の中で育ったブルーベリーを、ぜひ多くの方に味わっていただけたら嬉しいです。
これからも、このブログでは中々話すことのない農園づくりの裏側や日々の出来事、ブルーベリー栽培のリアルな姿を発信していきます。
ぜひ今後もお楽しみにしていただけたら嬉しいです!
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