新着情報
news
#13 “好き”だけじゃ続かない。でも、“好き”がなきゃ始まらない”
2025 / 08 / 18
みなさん、こんにちは。
気づいたら…前回の更新からかなりの時間が経っていました。
「おいおい、あれだけ“コツコツ続けるのが大事です”とか書いてた人、結局続いてないやん!」
…はい、まさにその通りです(笑)。
農園の作業、カフェの運営、理学療法士としての仕事、そして子育て。日々がバタバタしているのは事実なんですが、それを理由にしてしまえば、ただの言い訳になってしまう。正直に言うと、更新を後回しにしていた自分がいただけです。
でも、この「続けることの難しさ」そのものが、今日のテーマとつながっている気がします。
■ はじまりは、ちょっとした“好き”だった
ブルーベリー農園をやろうと思ったきっかけは、本当にささいな「好き」からでした。
自分の子どもがブルーベリーを摘んで、楽しそうにほおばっている姿を見て、「ああ、こんなに自然と笑顔になれる果物ってすごいな」と感じたんです。
「もっと多くの人に、この瞬間を味わってもらいたい。」
そんなシンプルな気持ちから、ブルーベリー農園を始めることを考えはじめました。
つまり、最初の一歩は「これが好き」という気持ちだけだったんです。
■ “好き”だけではどうにもならなかった現実
ところが実際に取り組んでみると、「好き」という気持ちだけでは全く立ち行かない現実に直面しました。
・苗をどう管理するのか
・病気や害虫の対策はどうすればいいのか
・集客や運営はどうやって続けていくのか
・お金や時間はどれくらい必要なのか
机の上で考えているだけでは答えが出ないことばかり。やってみて初めて分かる課題の連続でした。
「農業をやる」という言葉はカッコよく聞こえるかもしれません。でも実態は地道で泥くさい作業が大半です。SNSでキラキラした瞬間を切り取って投稿することはあっても、ほとんどの日常は“見せても誰も興味を持たないような作業”ばかり。
正直、「好き」だけで突っ走っていたら、心が折れていたかもしれません。
■ それでも“好き”が自分を動かす
それでもなぜ続けられているのか。
答えはシンプルで、“好き”だからです。
草むしりで汗だくになった日でも、子どもたちが「おいしい!」と笑顔で食べてくれる瞬間があります。カフェに来てくださったお客様が「また来たい」と言ってくださることもあります。
「この瞬間のためにやっているんだ」と心から思えるから、次の日も動けるんです。
好きという気持ちは、時に「大変さ」を「やりがい」に変えてくれます。しんどさをゼロにはしてくれないけれど、乗り越える力をくれる。これは頭で考えているだけでは得られない感覚でした。
■ “好き”を育てる努力、“好き”を守る覚悟
ただし、「好き」という気持ちも、放っておけばしぼんでしまいます。
続けるためには、努力や工夫が必要です。
・SNSで発信してみる
・地域の行事に参加して人とのつながりを広げる
・体験イベントを企画して、お客さんと直接関わる機会をつくる
こうした取り組みは、一見すると遠回りに見えるかもしれません。
でも実は全部、「好き」を続けるための工夫なんです。
「好きな気持ちをどう守るか」
「どうすればその“好き”を誰かと共有できるか」
そのことを考えながら、一歩一歩進んでいます。
■ だから、あなたの“好き”も大事にしてほしい
もし今、あなたが「好きなことがあるけど、仕事やお金や現実を考えると難しい」と感じているなら、ひとつだけ伝えたいことがあります。
“好き”だけじゃ、確かに続きません。
でも、“好き”がなければ、そもそも始まりません。
始めることができれば、続ける方法はあとから見つかります。失敗することもあるけれど、それさえも経験となって財産になります。
笑われても、無駄に見えても、自分の“好き”を信じて動いたほうが、きっと楽しい未来につながると思います。
僕自身、まだまだ途中の人間ですが、この農園を通じてそのことを実感し続けています。
\ ブルーベリー農園の日常はInstagramでも発信中!/
\ ブルーベリー狩りのご予約も受付中!/