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#12 なぜこの道を選んだのか?
2025 / 07 / 15


最近、ブログの更新が出来ていませんでした。
毎日ではないですが、1週間に3記事くらいは投稿できるように頑張ります!
それでは本題に入ります。
たまに、こんな質問をされます。
「ブルーベリー農園なんて、どうして始めたんですか?」
「理学療法士もやってるのに、なんでまた農業とカフェを?」
自分でもたまに考えます。
正直、今勤めている職場は本当にとても良い職場です。
家族の時間もあり、金銭面にしても裕福な暮らしはできないけれど、特に生活に困ることはありません。
なのに…
なんで自分は、こんな忙しいことをわざわざ選んでいるんだろう…と。
でもそのたびに、やっぱり心のどこかに答えがあるようで、
何度でも立ち戻っては、確かめ直すような、そんな感覚になります。
■最初は「やりたいこと」なんて分からなかった
ブルーベリー農園を始めようと思ったのは、約5年前。
でもその前までは、別に農業がやりたかったわけじゃありません。
自分は長男だったので、「いずれ土地を継ぐんだろうな」とは思っていました。
けれど、正直ピンと来ていませんでした。
“農業”という言葉から浮かぶイメージは、
「大変そう」「地味そう」「儲からなさそう」
……そんなものばかりで、ポジティブなものではありませんでした。
理学療法士として働きながら、家族と暮らす日常。
それはそれで幸せだったけど、「このままでいいのかな」と心のどこかで感じてもいたのです。
■自分が本当にやりたいことを考えた
そんなある日、「自分が本当にやりたいことって何だろう?」と問い直す出来事がありました。
- 誰のために働きたいのか?
- どんな形で生きていきたいのか?
- どんな時間を大切にしたいのか?
いろんなことを考えた末、出てきたのが
「自分が真心こめて作ったものを、直接お客さんに届けたい」
という想いでした。
人と関わるのが好きで、目の前の誰かの「美味しい」とか「楽しい」という表情に
心からやりがいを感じられる。
そんな仕事をしていきたい、と思うようになりました。
■なぜ“ブルーベリー”だったのか?
観光農園をやりたい、と決めたとき、
最初に考えたのは「いちご狩り」でした。
県にも相談に行きましたし、話はどんどん進んでいきました。
でも、イチゴハウスを建てるとなると約1億円の総工費がかかると言われました。
補助金を使ったとしても、その後はJAに出荷して収益を出していくようなスキーム。
「それって、自分のやりたいことだったっけ?」と、そこで立ち止まることになったのです。
そんな時、家族でたまたま出かけた先で体験したのが「ブルーベリー狩り」でした。
その場で食べたブルーベリーが、想像以上に美味しかった。
「えっ、これがブルーベリー? 冷凍のしか知らなかった…」
それが衝撃で、「このブルーベリーを、臼杵のあの土地で作ることができたら…」と本気で思ったのです。
その感動を誰かに届けたいという気持ちが、自分のエネルギーの源になりました。
■“なんでやってるの?”の答えは、誰かの表情にある
ブルーベリー農園を始めてから、たくさんの苦労がありました。
荒れ地の草刈り、土壌改良、品種の勉強、失敗、資金繰り、天候との戦い…。
それでもやってこれたのは、お客さんの笑顔を見たとき、
「あぁ、やって良かった」と思えるからです。
子どもがブルーベリーを摘んで「おいしい!」と目をキラキラさせている光景。
「こんなに美味しいブルーベリー、初めて食べた」と言ってくれるお客さま。
「また来年も絶対来ます」と約束してくれて、その翌週に来てくれたファミリー。
その一つひとつの表情に、「なんでやってるの?」の答えがあります。
■“なんでやってるの?”と聞かれたら、こう答えます
自分が心をこめて育てたものを、
誰かの手に届ける。
その時の表情を、近くで見られる。
そして「また来ます」「ありがとう」がもらえる。
そんな仕事が、幸せじゃないわけがない。
お金のため?
名声のため?
SNS映えのため?
どれも違います。
“目の前の誰かの心に、あたたかい記憶を残したい”
それが、今の自分の原動力です。
だから、もしまた聞かれたとしたら、
「誰かの“記憶”をつくる仕事がしたかったんです。」
と、ちょっと照れながら、でも胸を張って答えると思います。
■最後に
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